吉高由里子主演『知らなくていいコト』感想

ドラマ
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2020年1月8日から放送を開始した、日本テレビ系水曜ドラマ『知らなくていいコト』。

主演の吉高由里子は、新米検事を演じた「正義のセ」(2018年)、ソフトウェア会社のディレクターを演じた「わたし、定時で帰ります。」(2019年)に続き、3作連続のお仕事系ドラマ。

芥川賞を受賞した金原ひとみの小説を映画化した『蛇にピアス』で鮮烈な印象を残した彼女ですが、最近はシフトチェンジ中なのでしょうか?

 

それではあらすじ&感想です。

 

第1話のあらすじ

週刊誌記者として働く真壁ケイト(吉高由里子)。ある日、有名な映画評論家であり字幕翻訳者の母・杏南(秋吉久美子)が急死する。母が残した最期の一言は、耳を疑うものだった。

「あなたの父親は、キアヌ・リーブス」。

母の過去を調べていたケイトは、父親から贈られたと思われる指輪を発見する。販売店に確認すると、購入者の名前を教えてくれた。

「何か聞いたことのある名前」。ケイトがその名前をインターネット検索すると、目に入ってきたのは「殺人犯」の文字だった―。

 

***

 

『結婚を考えている彼氏とラブラブだけど、元カレも同じ職場内にいる。そんでもってイイ男。今彼が元カレに比べてショボイ(失礼)』のは「わたし、定時で帰ります。」と一緒。これは元サヤフラグなのか?

……と思いながら観てたらまさかの初っ端から別れ話(笑)。

 

大まかなストーリー

ざっくり言うと、「自身の出生の秘密を知った週刊誌記者が、取材先での様々な出会いを通じて、葛藤しながら真実と向き合っていく話」です。

ミステリー要素を絡めたヒューマンドラマってとこでしょうか。

第1話では、倍賞美津子演じる茶道の先生が被害に遭った「国際ロマンス詐欺(SNS上での甘いメッセージを通じて、一度も会わずに多額の金をだまし取る結婚詐欺)」など、時事ネタも盛り込まれていました。

 

ケイトが「ネタを拾う→取材する→スクープを取る」までを描く1話完結型が基本ですが、徐々にケイトの出生の秘密を共有する元彼・尾高(柄本佑)と急接近。

不倫に走ってしまいます。

 

しかし、ケイト自身もまた、母の不倫で生まれた子ども。

しかも父親は有名な事件の殺人犯。

 

秘密が世間にばれ、マスコミの格好の餌食となったケイトは、初めて自分がスクープしてきた人々やその家族に思いを馳せます。

 

一方で、ケイトは父親(小林薫)と接するうちに、彼は本当に人を殺めたのだろうか?と疑問を抱き始めました。

そうしてたどり着いたひとつの仮説は、あまりにも悲しすぎるもので――。

 

というのが、『知らなくていいコト』の大まかなストーリーでした。

 

不倫の是非

このドラマで、柄本佑氏の評価はうなぎ上り。

妻子がありながらも別れた恋人の身を案じて優しく見守り、時には身を挺して守る姿は女子立ちのハートを鷲掴み♡

……

ドラマ放送時期の1〜3月といえば、奇しくも東出氏の不倫が世間を騒がせ、大バッシングを浴びていたときですが、ドラマだったら応援するんですねぇー。

 

なんで?フィクションだから?

それでもドラマに奥さんがあまり登場しないから??

 

結局物事は、どちらの側から見るかによって白になるか黒になるかが決まるんだな、と改めて感じました。

 

話が逸れました。

 

まとめ

『大恋愛〜僕を忘れる君と』の大石静脚本ということでとても期待していましたが、やや盛り上がりに欠けたというのが最終的な印象です。

尾高人気はスゴかったですが、実は一番オイシイのは野中(重岡大毅)だったんじゃないかと。

なんだかんだで強烈なインパクトを残しましたからねー。

 

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