「結婚=法律婚」は日本だけ? 日米の文化と法律の比較

コラム
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「結婚」とは何か、「家族」とは一体どんな形態を指すのか?

ここ日本では幸せ=結婚・子供という考えがあまりに一般的で、そこに疑問を感じる人はあまり多くないでしょう。不動産情報サービス事業を手掛けるLIFULLが運営するメディア、「LIFULL STORIES」にて、テレビのコメンテーターとしてもお馴染みの山口真由さんにご意見を伺いました。

アメリカには結婚が何通りも存在する

山口さんは東大を卒業後、財務省に入庁し、退庁後は弁護士資格を取得するためアメリカに留学しています。そこで、アメリカの家族制度について学んだのだそう。

結婚できない女性はかわいそう、なんてない。|山口 真由
東大卒、財務省入省、ニューヨーク州弁護士資格取得と、誰もが認めるエリート街道を歩んできた山口真由さん。だが、30代後半に待ち受けていたのは「結婚できない女はかわいそう」の大合唱だった。彼女が考える日本の家族や法律の問題点、アメリカとの比較、親に自分の考えを理解してもらうために必要な姿勢について伺った。

日本での結婚は「法律婚」、つまり役所に婚姻届けを提出することを指します。

でもアメリカでは日本ほど画一的ではなくて、同性婚に法律婚と同程度の権利を認めたり、儀式を挙げることで結婚したと認められる宗教婚というものがあったりするそう。

ヨーロッパでも籍を入れずに事実婚状態で生活するカップルは多いですよね。

事実婚では代わりにならないの?

日本では、法律婚と事実婚の間に大きな壁があります。

私は大学時代、現代社会学部の学生としてジェンダー学を専攻しており、その過程で民法も学んでいました。東京の渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップ制度が導入されたのが2015年のことなので、それより5年ほど前ですね。

だから当時は同性カップルの多くは事実婚のような形をとっていたはず。でもご存じの通り、事実婚は配偶者控除も適用されないし、子どもの親権を二人で持てなかったり、相続もできなかったりと、デメリットが多いんですよね。

だから今でも同性婚を認めさせよう!という動きが広まっていますが、なかなか実現には至っていません。

でも、当時の私はこう思っていました。

だったら同性婚を認めさせるより事実婚の地位を格上げした方が早いじゃない? そうすれば夫婦別姓や婚外子の問題も全部解決できるかもしれないし……

今でもこの考えは合理的だと思っていますが、やっぱり同性婚を認める=社会で認められることだと考える人が多いみたい。

もともと法律婚は国が国民を管理するために生まれた制度だから、国がこう!と決めた家族像はなかなか揺るぎません。根幹を変えるにはまだ時間がかかりそうです。

結婚できない=不幸じゃない

ともあれ、インタビューを通じて十数年自分の中にくすぶっていた気持ちを初めて人に話すことができ、私にとってとても良い経験になりました。

山口真由さんは「ザ・高学歴女子」としてメディアに取り上げられることが多いので少し緊張していましたが、お会いしてみるととっても気さくでチャーミングな方!

すっかりファンになって帰ってきました。

色々と心無い言葉を投げる人も世の中にいますが、私があれほどのキャリアとお金と美貌を持っていたら

「は?じゃあアンタ私より稼いでんの?」

と一蹴してみたいですね(笑)

 

友人の幸せそうな姿を見ると落ち込む、実家に帰るたび両親のプレッシャーが辛い、などの悩みを抱える人は、自分なりの幸せを見つけるための参考にしていただければ幸いです。

結婚できない女性はかわいそう、なんてない。|山口 真由
東大卒、財務省入省、ニューヨーク州弁護士資格取得と、誰もが認めるエリート街道を歩んできた山口真由さん。だが、30代後半に待ち受けていたのは「結婚できない女はかわいそう」の大合唱だった。彼女が考える日本の家族や法律の問題点、アメリカとの比較、親に自分の考えを理解してもらうために必要な姿勢について伺った。

 

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