カレンダーアプリで勃発する夫婦ゲンカ

活動報告
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「教えて!gooウォッチ」で記事が公開されました。

タスク管理が苦手だと逆効果?スケジュール共有アプリが夫婦ゲンカの火種に
最近CMでも話題のスケジュール共有アプリ。家族やカップル、会社などグループで一つのカレンダーを共有し、それぞれが予定を登録できる仕組みだ。「その日は子どもの行事があるから空けておいてって言ったでしょ!」「聞いてない!」という夫婦の揉めごとが...

 

「夫がスケジュール共有アプリに予定を入れてくれない。約束したのに。私はワガママですか?」という妻からの悩みに対する意見を紹介しましたよ。

スケジュール共有アプリは便利な面がクローズアップされますが、これって夫婦ともに「少なくとも予定の把握と入力作業が億劫ではない」程度のマメさは求められます。

 

元ネタの「教えて!goo」では奥さんに対する反対意見のほうが多かったので、上記コラム内では「自分はスケジュール管理を苦ではないからといって相手もそうだとは限らない」という点に重点を置いてみました。

 

「なんでこんなこともできないの?」ってやつですね。

私もついつい他人に対して思ってしまいがちなので、とても身に沁みます。

 

では夫に非はないのか?

ただ、奥さんの言い分もよく分かるんですよね。

予定を共有するルールを夫婦で決めたのに、夫が守ってくれない



私にだって予定があるのだから少しは配慮してほしい

=私を尊重していないのだと思えてきた

 

奥さん側の意見しか書いていないのでわかりませんが、

スケジュールの共有以外で以下の項目が多く当てはまる場合、旦那さんにも問題がありそうです。

 

  • 遅刻、ドタキャンが多い
  • しかも理由をきちんと説明しない
  • 「埋め合わせをしなきゃ」という発想がない
  • 「(予定などが)分かったら教えるよ」と言ってそのまま連絡しない
  • 「行けたら行くね」とよく言う
  • 店探し、予約などは相手に丸投げ
  • 予約してもらったのに「ありがとう」すら言わない、もしくは言うけど本心では思っていない
  • 仕事さえ頑張っていれば他のことを蔑ろにしてもすべて許されると思っている
  • 「女の仕事は男の仕事より楽」と無意識に思っている

 

これは、「他人の時間を奪うことに対する罪悪感がない人あるある」です。

この場合、本人が何と言おうが「相手を尊重していない」です。

 

他人の時間を奪うことへの罪悪感がない人の特徴

毎回、少しだけ遅刻する人っていますよね。

短い時間だから、こちらもいちいち指摘するのは若干ためらわれる。

しかし、たとえ5分や10分の遅刻でも、相手の時間を奪っていることに変わりはないわけです。

だってその時間で何か別のことができたかもしれないのだから。

あと、現代では「行けたら行くね」は「行かない」とイコールだといいますが、だったらそう言えよと思います。

たとえば、「飲み会なんて自分一人くらい行かなくても大丈夫だろう」と思っている人は多いでしょうが、人数が変更になる度にお店に電話するのってかなり面倒臭いですよ?

行けないなら行けないと、早めに伝えることが幹事やお店の方に対する優しさです。

これが、「店の予約などはすべて相手に丸投げ」に繋がるわけですね。

おそらく自分でやったことがないから、大変さがまるでわかっていないのだと思います。

 

誠実な人は、「○○日になったら予定がわかるから、それまでに連絡するね」って言いますからね。

 

女より男の方が仕事が大変?

質問者夫婦は共働きだそうです。

奥さんも正社員だけどそれほど激務ではなく、一方旦那さんの方は医療職で時間も不規則。

こうした場合、「俺の方が大変なんだからお前が合わせろよ」という思考になりがちですよね。逆もしかり。

この夫婦のことはよく知らないのであくまで可能性ですが、「男の仕事の方が女よりも大変である」という思考の持ち主は一定数います。

隠していてもバレますからねー。

 

たとえば、仕事を熱心に頑張っていて、自分の話は延々と語るけれど、相手の女性に「君は最近どうなの?」って聞かない人。

これは、相手に興味がない(好意の有無は関係ない)ことが最大の要因ではありますが、「聞いても仕方ない=女の仕事だから大したことはしていない」という決めつけもあるかと。

まあ、その女性がいつも仕事の愚痴しか言わない人だったら聞きたくもないでしょうが。

 

他人に対する興味の高め方は、以下の記事で紹介しています。

「取材が上手くなるコツ」はない!小手先のテクニックで失敗しないために
ライターにとって必須ともいえるインタビュー取材の技術。 話が弾めばそれだけ深い原稿になりますし、取材対象者の満足度も違ったものになるでしょう。 とはいえ、苦手としている人も多いのはないでしょうか。 実は私も、インタビュー取材は得意ではありま

まとめ

当たり前ですが、揉めごとが起こったときの原因はひとつではなくて、物事には色々な側面があるものです。

自分の常識を押し付けない、相手の意見に耳を傾けるなど、わかっちゃいるけどできている人はごく少数。

「たかがネットの意見」と一蹴することは簡単ですが、ほかの人の人生をのぞき見することで、「そういう人もいるんだ」と視野を広げたり、新たな発見につながったりすることは珍しくありません。

制作側の人間としては、こうしたネットの意見も、あなたの人生をより豊かにするためのひとつのツールとして活用いただければ幸いでございます。