前回に引き続き、教育書籍関連の活動報告です。
21年4月に発行されました『キャリア教育に生きる! 仕事ファイル 第5期』(小峰書店)です。私は、一部の執筆と編集(DTP作業)をお手伝いさせていただきました。
キャリア教育って?
タイトルにあるキャリア教育とは、文部科学省が推奨している教育のこと。「一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」と定義されています。
具体的かつわかりやすく言うと、中学校で実施される職場体験のことですね(実際には、小学校〜高校までの発達段階に合わせて行われます)。
ただ、キャリアというと「経歴・職歴」という意味で捉えられることが多いですが、単に「就職すること」「肩書を得ること」ではなく、子どもたちが社会の変化に合わせ、自分らしく生きる力を養うことを目的としている、という点がポイントです。
1999年にキャリア教育という言葉が初めて登場し、その後実施されるようになりました。
余談
ちょうど私が中学へ上がったのが2000年頃なので、走りなのかな? 当時はメイクアップアーティストになるのが夢で(メイク経験もないのに)、職場体験は美容院に行きました。中学2年生のときですね。
今の仕事と全然関係ないやん!って話ですが、どちらも「芸能人に会えるかも!」という不純な動機から生まれた夢なので、ミーハー気質なところは根本的に変わってないようです。
この本の特徴
この本では「ICT」「感染症」「宇宙」「水」「文字」の分野で働く30歳前後の若者がそれぞれ登場し、仕事の魅力などを語っています。
ポイントととしては
(1)働いたことのない子ども(中学生)にも仕事の流れがイメージできる (2)その人の「お仕事観」がわかる |
ってな感じでしょうか。
前述したように「社会に出て自分らしく生きる力を養う」のがキャリア教育の目的なので、それぞれの大事にしている信念や価値観、経歴が、一連のストーリーとして読んでいる人に伝わるように意識したつもりです!
本人は気づいてないだけで、実はすべての物事って結構つながってるんですよね。
個人的にもとても好きな本です!
しかし世の中にはいろいろな仕事がありますね〜。
自分以外の仕事の内側を覗き見る機会はなかなか少ないので、大人こそ楽しめる内容になっているんじゃないかと思います★
制作に関わったすべての皆様、大変お疲れ様でした^^