【おウチde趣味】地味?肩がこる? 〜知られざるジグソーパズルの世界〜

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誰しも一度は遊んだ経験があるジグソーパズル。子どもの発育や高齢者の認知症予防の観点が注目されがちで、若者の「趣味」とするのはやや地味な印象があるのは否めません。しかし、実はジグソーパズルには一度ハマったら抜け出せない中毒性があります。その魅惑の世界へご案内します。

こんな人にオススメ

ジグソーパズルにハマる人とそうでない人はどんな違いがあるのでしょうか。ハマる人の特徴について考えてみました。

  • 1人の時間も楽しめる、または苦にならない
  • デジタルよりもアナログなものに心惹かれる
  • 「ものづくり」が好き
  • ゲームが好き
  • 物事に根気強く取り組むことができる
  • 使っていない部屋や空きスペースがある

ジグソーパズルは「1人でコツコツ取り組む」という特性上、基本的にはスポーツのように誰かと喜びを分かち合う瞬間はありません。

そのため、何より重要なのは「誰かと一緒でなくても楽しめる」ということ。一見孤独にも思えますが、その分時間が経つのはあっという間です。

絵画『春の庭』

感覚でいうと、一番近いのはテレビゲームやスマホゲーム。「ゲームは好きだけど、デジタル画面を長時間見続けるのはちょっと……」「もっとものづくりの達成感を味わいたい!」という人はきっとハマることでしょう。

パズルスペースがあるのは大事だよ

ピースの数によりますが、1000ピースを超える大作である場合、一日で完成することはまずありません。日中仕事をしている人ならなおさら、一日数分〜数時間ずつ進めることになるでしょう。

そのため、作りかけのパズルを放置しておいても大丈夫なスペースがあるかどうかは非常に大事。

ちなみに私はロフトをパズル専用部屋にしています。

一人暮らしで部屋が狭いという方は額の上でパズルを組んだり、「ジグソーパズル保管マット」なる商品を利用したりという手もありますのでご参考までに。

 

ジグソーパズルの魅力

続いて、ジグソーパズルの魅力について紹介します。

(1)安い

「夢中になれるものがほしい!」と思ってはいるものの、趣味にはお金がかかるのが現実。

しかしジグソーパズルの場合、安いものだと1000ピース1500〜3000円程度で十分楽しめます。

額縁を入れても5000円以下。たくさん作ろうとするとさすがに出費もかさみますが、仕事をしている人なら1か月に1〜2作品程度が丁度よいのではないでしょうか。

楽器なんかだと一度買ってしまったらなかなかやめられませんが、ジグソーパズルはいつでも気軽に始められるのも魅力ですね。

(2)トランス状態になりやすい

ピースを無我夢中ではめていると、気づけば3〜4時間経っていた……なんてことはザラにあります。

例えば夜中に嫌なことを思い出したときや心がざわついたとき、外出したり友達に電話したりするのは気が引けることも。

そんなとき、パズルに熱中することで思いのほかリフレッシュすることができます。かなり頭を使うので、認知症予防になるのも納得ですね。

(3)インテリアとしても楽しめる

完成品を好きな額に入れて、部屋に飾るのもジグソーパズルの醍醐味。

一口にジグゾーパズルといっても、キャラクターもの、風景写真、動物、絵画などさまざまな絵柄が種類があります。

私が好きなのは、世界遺産など海外のきれいな風景写真。

『千と千尋の神隠し』の舞台になったといわれる台湾・九份

新作ができる度に玄関に飾り、晴れやかな気分になるのを楽しんでいます。

(4)森羅万象を知る

風景写真のパズルを組み立てる場合、最も難解なのは「空」と「海」。なぜならほとんど模様がないからです。

夕暮れに染まるイタリア・アマルフィ海岸

しかし、実は微妙なグラデーションの起点が存在しており、ずーっとピースを眺めていると、ある瞬間から色の変化がハッキリわかるようになるのです。

私はこれを「ゾーンに入った」と呼んでいます。ゾーンに入った後は、

青は青でも、空と海の青って全然違うんだな……

とか、

地球上に「全く同じ色」は存在しないんだ

人間だって誰ひとり同じ顔の人はいないもんな

ということに思いを馳せるようになります。

パズルを通じて森羅万象を学ぶという、壮大な可能性も秘めているのです。

とはいえやっぱり肩がこる

ジグソーパズルの最大の天敵・肩こり。熱中した後は首が回らなくなるほどひどい状態になることもしばしば。

そこで、少しでも快適にパズルを楽しむ方法はないか……と考え、行き着いたのが昇降式の机。パソコンデスクとしてよく使われる、傾斜がつけられる机のことです。

これを上手く利用するには、以下の2点が重要です。

  • パズルの下から組み立てて土台を安定させる
  • コルクボードを利用してすべり止め

最初の頃は全然慣れず、何度も崩しては組み立て直すというトホホな事態になりました;;

コルクボードは100円ショップで販売しています。すべり止め効果のほか、完成後はのりをつけるための台紙として使えるのでとってもオススメです!

肩こりはだいぶマシになりましたが、まだまだ改善の余地ありですね。

Let’s パズル・ライフ!

余談ですが、私がパズルを始めたのは不眠症がきっかけ。スマホやパソコンを使う時間を減らそう!と思ってチャレンジしたのが始まりでした。

でも、脳が活性化されるので快眠効果はあまり期待できません(笑)。似たような思考をお持ちの方はご注意を……。

今こそ注目したいアナログ全開の趣味・ジグゾーパズル。「家にずっといるのも飽きてきたな〜」という方は、騙されたと思ってぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。